中国共産党指導者、白髪を黒く染めるワケ 「ポスト習」候補に異色の存在(西日本新聞)

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 新年早々、深刻な大気汚染に見舞われた北京だが、最近は青空が続いている。人々は「両会ブルー」と呼ぶ。両会とは、開会中の全国人民代表大会(全人代=国会)と人民政治協商会議(政協)のこと。確かに、大きなイベントがある時は不思議と空気が良くなる。

 最高指導部の執務室がある天安門広場そばの中南海で、習近平国家主席がストレス解消に散歩する際、汚れた空気に閉口し、最近抜てきした子飼いの北京市長に「何とかしろ」と指示した-という冗談も聞いた。

 実際、14億人を束ねる共産党指導者たちはストレスだらけだろうが、見た目は実に若々しい。70代でも髪は黒々としている。白髪のままだと出世をあきらめたと受け取られることがあるらしく、黒く染めるのが常識のようだ。引退して久しい90歳の江沢民元国家主席でさえ、表に出たときの姿を見ると染めている。

 異色の存在なのが「ポスト習」候補の一人、胡春華氏(53)。自然なままの白髪交じりなのだ。知人の党員は話していた。「胡さんがトップになれば、党幹部に白髪が増えるだろうね」

 その胡氏、昨年秋に北京で行われた党の重要会議から勤務地の広東省に戻った直後、髪を黒く染めたと一部海外メディアが報じた。将来を考え、他の指導者に倣ったのか、などと臆測を呼んだが、今回の全人代では、以前のような白髪交じりに戻っていた。

 白から黒、そしてまた白。どういう心境の変化だろう。そういえば、胡氏には近く上海市トップに転任するといううわさがある。まさか、人事を巡るストレス解消ではないだろうが。

=2017/03/14付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社




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