半島危機の中、在日米軍が『訓練』行う理由 米空軍参謀総長「戦闘態勢だ!」(夕刊フジ)

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 ドナルド・トランプ米政権の北朝鮮への圧力が強まり、朝鮮半島有事発生の危機もささやかれる中、各地の在日米軍基地でも有事を想定したとも受け取れる訓練が行われている。北朝鮮では3月、在日米軍基地攻撃を担う部隊の訓練も実施されたと報じられている。米軍の訓練は一体何を意味するのか。

 「Check out this awesome display of combat(この素晴らしい戦闘空軍力を見よ)」

 米空軍のデービッド・ゴールドフェイン参謀総長は今月14日、ツイッターで、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)での訓練をそう紹介し、こう記した。

 「Fight’s on!(戦闘態勢だ!)」

 この訓練は12日、予告なしの即応体制を向上させるのを目的に行われた。空軍が公開した写真を見ると、捜索救難ヘリコプターを先頭に、F15戦闘機や空中警戒管制機、空中給油機が嘉手納基地の滑走路を進む様子が確認できる。さらに、米軍岩国基地(山口県岩国市)では6日、海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機「F35B」への兵器装填も含む訓練が行われた。

 F35Bはレーダー網をかいくぐって敵地奥深くまで進入し、標的を攻撃する能力を備えている。3月下旬には、韓国での米韓海兵隊合同訓練(KMEP)に参加したことが確認されている。

 北朝鮮の朝鮮中央通信は3月7日、在日米軍基地の攻撃を担う朝鮮人民軍「戦略軍火星砲兵部隊」が弾道ミサイル発射訓練を実施し、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が立ち会ったと伝えた。

 今月に入っても、朝鮮中央通信は、「米国とその追随勢力に対するわれわれの超強硬対応は生存を許さない破滅的懲罰を目標に無慈悲に加えられる」という朝鮮人民軍総参謀部の報道官声明を伝えている。

 在日米軍基地の訓練はこうした威嚇に対抗するものなのか。首都圏にも米海軍の横須賀基地や厚木基地があり、周辺の住民からは「最近、夜間に飛行機の音がうるさく聞こえる。訓練が増えているのではないか」と不安の声も漏れる。

 岩国基地での訓練について、海兵隊第1海兵航空団の広報担当者は夕刊フジに対し、「前もって予定されていた訓練であり、最近の出来事に対応したものではない」と回答した。

 軍事問題に詳しいジャーナリストの恵谷治氏も「騒がれている朝鮮半島有事に対応してやっている訓練ではないだろう。一番高い可能性はルーティンだが、ひょっとすると、部隊に緊張感を持たせるとともに、本当の有事のときの手順を確認させるための突発訓練の可能性もある」と話した。

 訓練で終わってくれることを祈りたい。






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