【韓国文政権・発足3カ月】「徴用工碑」設置計画も…慰安婦だけでなく新たな火種(西日本新聞)

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 「被害者が強く反発しているのはなぜか。それをしっかり検証する」-。7月31日、韓国外務省が立ち上げた従軍慰安婦問題を巡る日韓合意の経緯を検証する作業部会トップに就いた呉泰奎(オテギュ)氏が語気を強めた。

【画像】ブルーシートを掛けられ、在釜山日本総領事館前から撤去される少女像

 リベラル紙、ハンギョレで論説委員室長を務めた呉氏は1月、釜山の日本総領事館前に慰安婦問題を象徴する少女像が設置された際、対抗措置として長嶺安政大使らを一時帰国させた日本政府を「居直り」と論評で批判。日韓合意を決断した朴槿恵(パククネ)政権(当時)に対し「無能な外交政策で相手(日本)に主導権を渡した罪は大きい」と指摘した。

 文在寅(ムンジェイン)大統領は就任直後に電話会談した安倍晋三首相に、韓国で合意に批判的な世論が多いとして「日本側の評価をそのまま認める雰囲気はない」とくぎを刺した。その意向を受け、外務省や元慰安婦の福祉を所管する女性家族省が早速検証に乗り出した格好だ。「当分は動きにくくなる」。財団関係者はため息をつく。

検証で世論見極め

 ただ、表向きの日韓関係の滑り出しは悪くない。

 「非常に良い雰囲気でした」。7月初め、ドイツで開催された20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて実現した文氏と安倍首相との初の会談について、韓国大統領府関係者はこう振り返った。

 大統領選中に慰安婦合意の無効を訴え、かつて島根県・竹島(韓国名・独島)にも上陸して、「反日」色が強いと評された文氏だったが、就任後すぐに特使を日本に派遣。ドイツでの首脳会談では両国首脳が年1回相互訪問する「シャトル外交」を再開することを確認した。

 日韓は、核・ミサイル開発に突き進む北朝鮮対策という喫緊の課題に直面しており、韓国側は「歴史問題だけで日本と対立するのは避けたい」(政府関係者)のが本音。大統領選で文氏陣営に対日政策を助言した大学教授は「政府内で慰安婦問題の優先順位は低い。検証作業でしばらく先送りし、世論の動きを見極めようとしている」とみる。

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