極右の牧師たち、進歩派批判のため反同性愛を活用(ハンギョレ新聞)

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「こんなことまで容認しては社会が悪化」 誤った通念を説教し、政界を操る

 プロテスタント界の同性愛反対運動は、保守の牧師らが「同性愛は反聖書的だ」という論理で10年あまり前から率いてきた。主にキリスト教政党を作ろうとする極右の牧師らが主軸だった。彼らは保守教会の水曜礼拝や金曜祈祷会で反同性愛映画を上映して冊子を配布した。

 ところが2016年のクィアフェスティバルの時から、プロテスタント界でかなりの影響力のある教団長協議会が反同性愛運動に乗り出しはじめた。以降、牧師らが公に説教の時間に反同性愛論理を強調することが多くなった。イエス教長老会合同、統合など代表的な教団が同性愛対策委員会を作り、講義やトークショー、セミナーを通じて反同性愛運動を繰り広げた。合同教団は反同性愛聖日(日曜)まで作り、すべての教会に反同性愛の説教資料を配布した。

 この運動は、同性愛者差別を防ぐための差別禁止法と人権条例改正の反対につながった。ある牧師は「教会内では同性愛に対する誤った通念が事実のように通用され始めた」とし、「反同性愛運動の中心人物らがこれを利用してカカオトークなどSNSを通じて指示事項を通達すると、信者たちが同調してショートメール集中攻撃を行い次の選挙で票まで左右できるということを見せつけ、政界を操るに至った」と話した。

 プロテスタント界は、7月27日には国会図書館で240団体あまりの共同名義で「同性愛同性婚改憲反対国民連合」(同反連)を発足させた。この団体は「改憲特別委員会が憲法に『性的志向』という文言を追加し、『両性平等』を『性平等』に変えようとしているので防がなければならない」と主張した。同反連は先月29日、釜山市庁前広場で3千人あまりが参加した中、「同性愛・同性結婚改憲反対国民大会」を開くなど、地域別の大会を開いて勢力を結集している。また、韓国教会同性愛対策協議会(代表会長ソ・ガンソク牧師)も、2月からアカデミーを開いて、教会や学校に同性愛の深刻性と危険性を広く知らせる教育に乗り出した。チョンオラムアカデミーのヤン・ヒソン代表は「すでに教界に拡散された反同性愛の雰囲気を利用して、右派の牧師らが『こんなことまで容認しては社会が悪化する』と言って進歩勢力に対する反感をけしかけるのに活用したりもする」とし、「来週から各教団で1年に1回ずつ開く総会にまで同性愛の対策が上程され、最初は少数で始まった反同性愛の主張が教会の討論も経ず公式立場に転換される状況だ」と明らかにした。

チョ・ヒョン宗教専門記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

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