<北朝鮮最新調査>ガソリン不足で運賃高騰 「2倍以上になった」と悲鳴 デマも飛び交う(写真2枚)(アジアプレス・ネットワーク)

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国際社会の対北朝鮮経済制裁が強化される中、注目されるのが内部の物価状況だ。アジアプレスでは北朝鮮に居住する取材協力者に依頼して各地の物価の推移を継続調査している。10月6日に北部の両江道の複数の地域を調査した結果、ガソリンなどの燃料価格高騰によって運賃が急上昇し、庶民の暮らしに影響が出始めていることが分かった。(カン・ジウォン)

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最新の10月6日の両江道の市場価格は次の通りだ。9月末から数度調査したが大きな変動はなかった。価格はすべて1キロ当たりで通貨は北朝鮮ウォン。燃料もキロ計算であることに注意されたい。リットル計算すると0.7~0.75倍になる。

ガソリン 17000ウォン(約230円)
軽油 10000ウォン(約140円)
国産白米 5500ウォン(約75円) ※中国産の低質米は4900ウォン
トウモロコシ 2400ウォン(約32円)
対中国元の実勢レート 1元= 1230ウォン
※中国元1元=約17.1円

ガソリンと軽油は9月末と比べて若干値下がりした。食糧価格はほぼ変化がなかった。

9月11日の国連安保理制裁で原油と石油製品の北朝鮮輸出が制限されて以降、国内の燃料価格が高騰し、庶民がよく利用する「サービ車」と呼ばれる商業的交通手段に影響が出始めている。物価調査した協力者は
「バイクタクシーが、ガソリン価が上がって運行が減った。100キロ程度の距離は、以前は中国元70元くらいで乗れたのに、今では150元でも乗せてくれない」
と現地の実情を伝えた。

一方、中国と国境を接する北部地域の商人たちの間では、中国から商品が入って来なくなるという噂が広がって動揺が生じ、売り惜しみに走る商人もいて、当局は「デマだ」として噂の打ち消しに懸命だと、別の取材協力者が伝えてきた。各地の公設市場の運営と物価には、今のところ大きな変化がないということだ。
※アジアプレスでは中国の携帯電話を北朝鮮内に送って連絡を取り合っている。

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