北朝鮮の金正恩氏、妹を重要ポストに抜擢 [The New York Times] – cafeglobe

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北朝鮮, 金正男暗殺 コメントはまだありません



北朝鮮の最高指導者の金正恩(キム・ジョンウン)氏は、妹の金与正(キム・ヨジョン)氏を国の最高意思決定機関である政治局のメンバーに選出した。

金与正氏、異例の若さで権力の中心へ

朝鮮労働党の宣伝部副部長を務めいる金与正氏は、金正恩氏の兄弟のなかで唯一政府の役職についている人物だ。

彼女は2017年10月7日に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会で政治局の局員候補に選出された。この日は金正恩氏と与正氏の父親である金正日(キム・ジョンイル)氏が労働党中央委員会の総書記に選ばれてから20周年の記念日の前日にあたる。抜擢のニュースは翌日の8日に北朝鮮国営メディアで伝えられた。

金与正氏の年齢は28歳から30歳だろうと推測されており、北朝鮮の権力と密室政治の中心である政治局のメンバーとしては異例の若さでの登用となる。

正恩氏とは同じ母から生まれた

これまでの金与正氏は国の行事や軍施設への視察などで、兄の金正恩氏と行動を共にしている様子がたびたび目撃されている。そうした場でのニュース画像などを見ると、軍や党の幹部らが金正恩委員長の傍に集まり熱心にメモを取るなど集団で行動しているのとは対照的に、ひとり離れて動いていることが多いようだ。

金正恩氏と同じく、金正日総書記とその3人目の妻である高英姫(コ・ヨンヒ)氏の間に生まれた金与正氏は、労働党エリートの間でも絶大な権力を誇っている。

核兵器実験とミサイル発射をめぐり、北朝鮮と米国の間でかつてなく緊張が高まっている。こうしたなかで、金正恩氏は妹に大きな信頼を置いているようだ。今回の人事は、たびたび親族を排除してきたこれまでの彼の行動とは対照的だ。

恐怖政治のなかで地位は安泰か?

今年の2月にクアラルンプール国際空港で殺害された異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏の死は、金正恩氏による暗殺ではないかと言われている。

一時期は金正日総書記の後継者と見られていた次男の金正哲(キム・ジョンチョル)氏は、2015年にロンドンで開催されたエリック・クラプトンのコンサートに来ているのを目撃されて以来、公の場に姿を見せていない。

金正恩氏の家族についてはほとんど何も知られていない。妻、李雪主(リ・ソルチュ)氏との間には3人の子供がいると言われ、長子の年齢は6歳だとされている。

金正恩氏はまだ幼い子供達の年齢を考えて、自分にもしものことがあった時に備えて妹を重要ポストへ昇進させたとも考えられる。だが彼女にしても、気まぐれな兄のもとで身の安全が保障されているわけではない

金正恩氏と金与正氏の叔母である金敬姫(キム・ギョンヒ)氏は、党幹部を務め、長い間兄の金正日総書記の相談相手でもあった。だが金正日総書記の死後、夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が2013年に反逆分子として処刑されてからは、金敬姫氏は公の場に姿を現しておらず、病気か自宅軟禁の状態に置かれているのではないかとの噂されている。

© 2017 The New York Times News Service
[原文:Kim Jong-un of North Korea, in Rare Show of Confidence, Promotes His Sister/執筆:Russell Goldman]
(抄訳:Tom N.)
photo by Shutterstock

北朝鮮の金正恩氏、妹を重要ポストに抜擢 [The New York Times]

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