米IT大手のグーグルとセールスフォース・ドットコムは6日、ネットワークを通じて情報を処理するクラウド事業で提携すると発表した。両社の企業向けサービスを連携させることで利便性を高める。
提携ではグーグルの企業向け電子メールなどのサービス「Gスイート」や、セールスフォースの顧客管理サービスの利用を促す。両社のサービスを連携させ、顧客は販売やマーケティング、広告の分析を深めることができるとしている。
米メディアによると、セールスフォースは2014年にマイクロソフト(MS)と同様の業務提携をしたが、サービスが競合するようになっていた。MSはセールスフォースの買収を検討したが、価格面で折り合わなかったとされ、その後、関係が冷めたという。(共同)