中韓スワップ延長で韓国「親中」続くか 中国から「降伏文書」要求される – 産経ニュース

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 中国と韓国の通貨交換(スワップ)協定延長をめぐり、韓国内でさまざまな憶測がささやかれている。中韓両国は期限満了日の10月10日に契約を3年間延長した事実を公表せず、数日後に訪米中の韓国高官が記者団に明らかにする“異例”の形だったからだ。韓国内では冷え込んだ両国の「関係改善」に期待が高まるが、一筋縄ではいかないのが中国。27日の朝鮮日報日本語版(電子版)は、在韓米軍の「高高度防衛ミサイル(THAAD)」配備をめぐって、中国が韓国に対し「中国の利益を侵害した」と認める“降伏文書”を要求していると報じた。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、難しい対中外交を迫られている。

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 「(10日に延長で)最終合意した」

 共同通信や韓国メディアによると、米ワシントン滞在中の金東●(=なべぶたに八の下に兄)(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政相と韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は13日、中韓スワップ協定についての記者団の質問に対し、こう打ち明けた。11日に発効し、金額は緊急時に3600億元(約6兆1400億円)相当を限度に融通し合う従来の内容を踏襲したという。

 ただ、韓国銀は10日に「延長に向け交渉中」と説明していた。李氏はこの点について、「技術的な検討を行う必要があった」と釈明したが、その中身については「答えられない」とあやふやな回答だった。

 中韓は2009年に人民元とウォンの交換限度額を1800億元規模とする協定を締結。11年に現行規模に拡大し、14年に3年間延長していた。韓国にとって中国は最大の通貨スワップ協定の締結国で、米ドル換算で全体の半分弱を占める。

 ただ、中国では18日に5年に1度の中国共産党大会が開幕する予定だったため、THAAD配備を認めた韓国との通貨スワップ協定延長を発表すれば、国内世論の反発を招きかねなかった。

 韓国はこうした中国の事情を忖度(そんたく)したとみられるが、10日に延長合意を公表しなかったことで、内外メディアに「期限切れ」と報じられた。そのまま放置すれば、「協定は延長されなかった」と受け止められ、ウォンの信認低下につながりかねない。そこで、海外で記者団の質問に答弁する「苦肉の策」をひねり出したとみられる。

 韓国の外貨準備高(自国通貨の乱高下を防ぐために保有するドルなど外国のお金)は現在、約3800億ドル(約43兆円)で世界9位。このため、中韓通貨スワップ協定が終了してもウォン相場はそれほど動揺しないとみられていたが、北朝鮮情勢がさらに緊迫化すれば、暴落の可能性もなくはない。韓国メディアも「通貨スワップは多ければ多いほど韓国の心強い外貨安全弁」と報じており、韓国は早くから中国に協定延長を求めていたとみられる。




  • 韓国の5万ウォン紙幣(ロイター)
  • 韓国銀行本館=韓国ソウル









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