【社説】新基準で免罪符、人事の失敗をごまかす韓国大統領府 – 朝鮮日報

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 韓国大統領府は21日、いわゆる「他人がやれば不倫、自分がやればロマンス」をまさに地で行くような洪鍾学(ホン・ジョンハク)前議員を中小ベンチャー企業部(省に相当、以下同じ)長官に強行任命したが、その翌日に政府高官人事の新しい検証基準を公表した。それはこれまでの5大不正(偽装転入、兵役逃れ、不動産投機、脱税、論文盗用)に飲酒運転、性犯罪およびそれに関する不正行為が加えられたものだった。資格のない人間を国会の反対にもかかわらず長官(閣僚)に任命し、人事の検証を無意味なものとしたその翌日、新たな人事検証基準を発表するという大統領府の大胆な行動には戸惑いを禁じ得ない。

 現在の長官クラス22人のうち、14人(64%)は文在寅(ムン・ジェイン)大統領が公約として掲げた上記の5大不正のうち1つ以上引っかかっていたが、批判が強まっても大統領府は任命を強行した。このように自分でルールを破っておきながら、今度はこの5項目を7項目にするという。しかもこの新しい基準にはおかしな点が多い。偽装転入は人事聴聞会が閣僚クラスまで対象とした2005年7月から2回以上、論文盗作は研究倫理指針が定められた07年2月以降、飲酒運転はここ10年で2回以上と恣意的に基準を変えたのだ。この基準を適用すれば、実際に偽装転入が確認された国務総理(首相)と外交部長官、かつて兵士時代に飲酒運転で摘発された国防部長官、ソウル大学で論文盗作の調査が今も行われている教育部長官はすべてひっかからなくなる。どういう神経で国民をここまで欺こうとするのだろうか。

 大統領府のタク・ヒョンミン行政官の過去も問題にならなくなるだろう。今回新たに加えられた性犯罪関連の基準も「国によるセクハラ防止義務が法的に定められた1996年7月以降に処罰受けた場合」とされているからだ。タク氏はかつて著書の中で女性を侮辱し、これによってある長官が公の席で辞任を求めたが、それでもタク氏は今の地位を維持している。今回大統領府が新しい人事基準を発表した本当の目的は、今後人事の検証をしっかりやるためではなく、人事の検証に失敗した自分たちと問題のある政府高官に免罪符を与えるためではないか。

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