「独身の日」8割、値引きしていなかった 中国のネット商戦 通常より高値、悪質ケースも(西日本新聞)

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 中国のインターネット商戦が最も盛り上がる11月11日の「独身の日」セールで、ネット上に出品された539商品のうち約8割は事実上、安売りされていなかったことが中国消費者協会の調査で分かった。事前に値上げした上でセール期間に価格を下げる「虚偽の値引き」や、通常より高値で売る悪質なケースも見られた。

 中国では独身を意味する1が四つ並ぶ11月11日を「独身の日」と呼び、ネット通販大手が2009年から値引きセールを開始。競合他社も追随し、国民的イベントとして定着している。

 協会は衣服やデジタル製品、食品などについてセール期間の前後約1カ月、価格の変動状況を調べた。それによると、調査した539商品のうち78・1%はセール期間以外も同額か、より安い価格で販売されていた。

 あるサイトでは229元(約3900円)で売っていた寝具をセール直前、379元(約6400円)に値上げ。11月11日から「大幅値下げ」したが、価格はセール前より20元高い249元(約4200円)だった。

過熱ぎみの商戦に注意

 通常より高値で販売するケースも多く、あるサイトは188元の化粧品をセール期間に229元に値上げ。359元のスーツケースを倍近い649元に値上げしたサイトもあった。

 協会によると、虚偽の値引きなど悪質な価格表示は昨年より増えたという。協会は政府の関係部門にネット販売価格の監督を強化するよう提案。複雑な値引き条件をやめて簡潔な表示に改めるよう訴えている。

 一方で、消費者にも「理性的な消費」を呼び掛け、大手サイトの取引額が約2兆9千億円に上るとされる過熱ぎみの商戦に注意を促した。
=2017/12/04付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社




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