マカオで在郷軍人病感染例確認…患者は43歳女性 潜伏期間中の海外渡航歴なし(マカオ新聞)

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 マカオ政府衛生局は12月5日午後、マカオで在郷軍人病(退役軍人病、レジオネラ肺炎)感染者を確認したと発表した。

 SSMが発出したプレスリリースによれば、患者はマカオ人の43歳の事務職の女性で、脳卒中の一種である脳塞栓罹患歴があるとのこと。12月1日に発熱、息切れ、脱力感などの症状が現れ、3日になって症状が悪化したことから、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院を受診し、肺炎と診断された。その後、尿検査で在郷軍人病に感染していることが判明。目下、患者は入院中で、熱は下がり、息切れは続いているものの、容体は安定しているという。

 患者はSSMの調査に対し、潜伏期間にあたる発病前の10日間に海外へ出かけていないと回答。患者の家族や友人に類似の症状は見られなかった。なお、SSMにその他の類似事例は報告されておらず、単独感染とみられる。

 在郷軍人病はレジオネラ菌が引き起こす伝染病の一種で、菌を含む水が空調などを通じて飛散することによる空気感染すると考えられている。病名の由来は1976年に米国フィラデルフィアで開催された在郷軍人大会で集団発生したことによる。レジオネラ菌は多様な環境下に存在するが、20~45℃の温水で成長しやすく、水のタンク、スパプール、噴水、家庭で用いられる医療用吸入器などから見つかることも多いとのこと。症状としては、発熱、空咳、呼吸困難、倦怠感、頭痛、筋肉痛、腹痛、下痢などが挙げられ、抗生物質による治療が可能とのこと。

 今年に入って以降、マカオで在郷軍人病の感染例が確認されたのは今回で3例目となる。マカオにおける感染例確認は非常に稀なケースで、昨年までの直近10年間では2010年に1例確認されたのみだった。

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