日本の常識はタイの非常識 魔法の言葉「マイペンライ」とは?(西日本新聞)

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 バンコクでベンチャー企業を経営する知人があきれていた。日本の常識はタイの非常識だと。聞けば、転居した新築マンションの水漏れがひどく、欠陥工事だったらしい。販売業者に苦情を言うと「うちは大手と違って社歴が浅いから、まだまだ技術的にはこの程度で当然なんです。マイペンライ!」。

 マイペンライは「大丈夫」とか「気にしない、気にしない」といった意味合いのタイ語だ。タイ人のおおらかさを象徴する言葉だが、こちらが被害に遭った時に言われると「おまえが言うなよ」と戸惑ってしまう。

 しかし、この言葉で癒やされる部分が多いことにも気付く。先日、デパートの土産物売り場で高価なガラス商品を落として割ってしまった店員を目撃した。「あちゃー、怒られるぞ」と眺めていると、店長らしき女性が寄って来て「マイペンライ」と優しく肩をたたいたのだ。

 「他人に迷惑をかけても、失敗しても大丈夫。この国には、それを許し合える懐の深さがある」とタイ在住歴の長い友人は言う。怒りが噴き出しそうな時、心の中で「マイペンライ」とつぶやいてみたい。日本人でも気持ちが楽になるだろうか。

西日本新聞社




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