「平和集会で運命を開拓」1700万ろうそく市民が「人権賞」受賞(ハンギョレ新聞)

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ドイツ・ベルリンのエーベルト財団で授賞式 セウォル号生存者のチャン・エジン氏が代表受賞 「人間を先に考える国らしい国」

 「カネではなく、人間を先に考える国らしい国になってほしいと思っています」

 5日(現地時間)午後、ドイツ・ベルリンのフリードリヒ・エーベルト財団の講堂で、元檀園高校生徒でセウォル号惨事の生存者であるチャン・エジンさんが受賞の感想を述べた。チャンさんは「2017エーベルト人権賞」を受賞した韓国の1700万ろうそく市民たちを代表し、授賞式場に出席した。チャンさんは「ろうそく集会では負傷者も、連行者もいなかった。みんなの心が一つだったからだ」と話した。惨事の経験を淡々と語っていたチャンさんはついに涙を流した。空に昇った檀園高校の友達、ミンジさんとミンジョンさんに送る言葉で感想を終えた。「私がこの賞を受け取れたのは君たちのおかげだよ。また春が来たら、これ以上君たちが苦しまなくてもいいように一生懸命努力するよ。すごく淋しい、そして会いたい。(君たちがいるところでも)元気でね」

 韓国の「ろうそく市民ら」が受賞した国際的権威のエーベルト人権賞の授賞式場には、ベルリン同胞や留学生、現地市民など100人以上が集まった。エーベルト財団が制作したろうそく集会のドキュメンタリーを観覧し、その意味を振り返る時間も設けられた。これに先立ち、財団は「平和的集会の自由は生動する民主主義のための必須の構成要素である。韓国国民のろうそく集会がこの重要な事実を世界の市民らに知らせる契機になった」と選定の理由を説明した。

 エーベルト財団のクルト・ベック代表は「受賞者たちの話を聞いて、深い感銘を受けた。韓国市民たちが運命を自ら開拓するのが実際の状況であることを肌で感じた」と話した。また、「私たちが韓国人のろうそく集会に深く同感する理由は、1989年に東ドイツでろうそくデモで平和的統一に至る経験をしたため」だとしたうえで、「朝鮮半島の分断状況で列強の利害関係によって難関にぶつかっても、覚醒した国民が後ろにいるという事実から韓国政府が力を得ることを願う」と語った。ドイツ社会民主党所属のニルス・アネン議員は「ろうそく抗争は民主主義への道を開いた。皆さんは、民主主義を実現するのに大きく貢献した。民主主義が投票だけに限られたものではないことを身を持って示してくれた」は祝辞を述べた。

 表彰だけでなく、昨年、韓国の「ろうそく革命」をテーマにした討論も行われた。韓国進歩連のパク・ソクン常任代表は「韓国は市民抗争を通じて政権を変え、意味のある改革が試みられているが、暮らしの面においては韓国国民まだ変化を感じていない。積弊清算と大改革は遅々としてあまり進展が見られない。ろうそく抗争はろうそくの革命で完成されなければならない」と話した。

 アフリカ難民女性のための基金を渡すためにベルリンを訪れた日本軍慰安婦被害者のキル・ウォノクさんも、同日の授賞式に出席した。

ベルリン/ハン・ジュヨン通信員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

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