文大統領の初訪中 関係正常化の仕上げとなるか 

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【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が13〜16日の日程で中国を国賓として訪問する。文大統領の訪中は就任後初めてで、改善しつつある両国関係を正常化するための仕上げになるとみられる。

11月11日、ベトナムで首脳会談を行う文大統領(左)と習主席=(聯合ニュース)

11月11日、ベトナムで首脳会談を行う文大統領(左)と習主席=(聯合ニュース)

 中国当局がこれまで禁じていた韓国行き団体旅行の取り扱いを一部許可するなど、両国関係の実質的な改善ムードが高まっている中、習近平中国国家主席の招きで訪中することは、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を巡る対立を解消し、新たな両国関係のスタートを公式化する意味合いがあると受け止められる。

 また文大統領の訪中により、両国首脳の信頼と絆を大きく強化する契機になるとみられる。文大統領は中国主導の広域経済圏構想「一帯一路」の拠点となる重慶を訪れる予定で、同地を訪問することで両首脳の関係が深まったことを象徴的に見せる狙いがあるとみられている。

 北京で行われる首脳会談の最大のテーマは「北朝鮮核問題の平和的解決」となる。先月末に北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の「火星15」の発射実験を行った後、同ミサイルには核弾頭の装着が可能と主張しており、首脳会談の内容によっては朝鮮半島情勢の分岐点になることが予想される。

 特に両国は現段階での制裁と圧力は、北朝鮮を対話と交渉の場に引き出すための「手段」であるとの認識で一致しており、北朝鮮核問題の解決に向けた意味のある合意に至る可能性があるとみられる。

 まず文大統領は国際社会の制裁・圧力強化に向けた中国の役割を強調するとみられる。対応が注目される中、首脳会談で文大統領は北朝鮮を対話の場に引き出すために最大限の制裁と圧力に加わるよう要請するとの見方が出ている。特に国連安全保障理事会が新たな対北朝鮮制裁として議論している北朝鮮への原油輸出の禁止などに同調するよう要請する可能性もある。 

 ただ、このような要請を習主席がそのまま受け入れる可能性は高くないとみられる。だが国際社会が北朝鮮によるミサイル発射などを一斉に非難する中、最小限の協力は行う意向を示すとの見方も出ている。

 両首脳はこのような圧力とともに、北朝鮮を対話の場に引き出すための見返りについても意見交換を行うとみられる。特に国連が先ごろ事務次長を北朝鮮に派遣し、北朝鮮核問題に関する仲裁役を務めようとしていることなどから、韓中両国が外交による独自の解決策を模索する可能性があるとの見方も出ている。 

 また韓国政府は平昌冬季五輪を「平和の五輪」にするため、北朝鮮の五輪参加に尽力しており、今回の首脳会談で文大統領が習主席に協力を要請することが予想される。

 また文大統領の重慶訪問は対中関係とは別に重要な意味合いがあると受け止められる。同地には日本による植民地時代に樹立した大韓民国臨時政府の庁舎が残っており、訪問すること自体が過去の歴史の問題を巡る韓中両国の日本へのメッセージになるとの見方も出ている。

 また重慶には現代自動車、SK、ハイニックスなどの韓国企業が多数進出しており、これらの企業の活動を後押しするとともに、韓国企業のさらなる中国進出を促す意味もあるものとみられる。

yugiri@yna.co.kr


















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