米国人20万人が韓国脱出決行か トランプ氏決断の兆候、半島有事緊迫 在日米軍基地も避難先に(夕刊フジ)

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 米国が、韓国在住の米国人の避難作戦(NEO)を決断したとの見方がある。北朝鮮が、米本土到達可能なICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射するなど、朝鮮半島の緊張が高まるなか、共和党重鎮が示唆したのだ。半島南部では現在、史上最大規模の米韓空中合同演習「ビジラント・エース」が実施されている。クリスマス休暇に合わせた在韓米国人の韓国脱出が現実となるのか。

 「(米朝の)軍事衝突が近づいている。時間はそれほど残されていない。北朝鮮の挑発行為を勘案すれば、(米軍将兵の)妻子を韓国に渡航させるのは常軌を逸している」

 共和党の重鎮、リンゼー・グラム上院議員は3日、CBSテレビの報道番組でこう語り、国防総省(ペンタゴン)に対し、国外退避を求めたことを明かした。

 念頭には、北朝鮮が11月29日に発射したICBMの脅威がある。実戦配備となる前に、ドナルド・トランプ米大統領が軍事行動を判断する可能性があるのだ。その兆候を見極めるうえで、グラム氏が指摘したNEOは重要な指標となる。

 1994年の核危機では、電撃訪朝したジミー・カーター元米大統領が、金日成(キム・イルソン)主席と会談し、軍事行動は見送られた。ただ、在韓米軍家族らの大半は、韓国から退避していたとされる。

 実際、北朝鮮が「6回目の核実験」を強行した今年9月、エリザベス・コードレイ米国防次官補代理(計画担当)が訪韓し、NEOを点検したとされる。さらに、在韓米軍は10月末、将兵の家族らの避難訓練を行った。年2回の定例訓練だが、実施を事前公表した異例の対応が注目された。

 韓国に滞在する米国人は20万人以上とされ、NEO発動の際は、在日米軍基地も避難先になる見込みだ。どのような事態が考えられるのか。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「緊迫した事態に迅速に対応する避難作戦は、航空機や船舶を使い、10日前後の短期間で終わるだろう」と説明し、次のように語った。

 「クリスマス休暇に合わせた、事実上のNEOもあり得る。そのまま韓国に戻らないケースだ。ICBM発射によって、米軍関係者の北朝鮮に対する認識は厳しくなっている。グラム氏の発言も、はったりやフェイク(偽り)とはいえない」

 当然、北朝鮮に米国の本気度を示し、「核・ミサイル開発」の完全放棄を迫る“心理戦”という一面もありそうだ。

 ちなみに、韓国に滞在する日本人は約6万人。「反日」の文在寅(ムン・ジェイン)政権の協力が期待できないなか、半島有事への覚悟と準備が求められそうだ。






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