中国、善意の寄付4300万円が宙に 貧困の子ども支援に詐欺疑惑、物議醸す 当局、活動停止命じる(西日本新聞)

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 中国の慈善団体が呼び掛けた貧しい子どもへの寄付活動が物議を醸している。市民が自分と同じ誕生日の子どもにインターネットを通じて寄付する取り組みで、わずか数日で約255万元(約4300万円)が集まったが、同じ子どもが複数の名前を名乗るなど不自然な点が多数判明。当局が活動を停止する事態となった。

 中国メディアによると、問題となったのは「同じ誕生日のあなたに」と銘打った活動。広東省深〓市の慈善団体などが企画した。中国版LINE、微信で団体の公式サイトに誕生日を入力すると、同じ日に生まれた貧困層の子どもの写真が表示され、ネットを通じて寄付できる。1元から手軽に支援できるため、12月22日の開始以降、約3日間で一気に寄付が集まった。

 しかし、同じ写真の子どもが複数の名前と誕生日で登録されていることが利用者の指摘で判明。同様のケースが少なくとも6件あった。詐欺を疑う声が広がり、深〓市当局は法律違反の疑いがあるとして、団体に活動停止を命じ、調査に乗り出した。

 慈善団体の関係者は「12月25日の本格開始を前に試行したら、思わぬ反響があった。準備が不十分で間違った情報を掲載してしまった」と釈明。団体は募金活動を当局に届け出ておらず、中国メディアは「子どものプライバシー保護から見ても問題」と批判している。

 災害時に集まった寄付の使途が不透明として、中国赤十字会が批判を浴びるなど、中国では募金活動への懸念がくすぶっており、今回の問題がさらに市民の不信感を深めかねない状況だ。

西日本新聞社




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