北朝鮮、五輪に選手・応援団=韓国、軍事協議提案-南北が高官級会談 – 時事通信

Home » 韓国 » 北朝鮮、五輪に選手・応援団=韓国、軍事協議提案-南北が高官級会談 – 時事通信
韓国 コメントはまだありません



9日、板門店での南北高官級会談で握手する韓国の趙明均統一相(右)と北朝鮮の李善権祖国平和統一委員会委員長(EPA=時事)

 【ソウル時事】韓国と北朝鮮の高官級会談が9日午前10時(日本時間同)、南北の軍事境界線にある板門店の韓国側施設「平和の家」で始まった。北朝鮮は2月に開幕する平昌冬季五輪に選手団や応援団、芸術団などを派遣する意向を表明した。会談は核・ミサイル開発で国際的孤立を深めている北朝鮮が対話にかじを切るのか、今後の出方を占う試金石となる。

北朝鮮の政策変更へ圧力=五輪参加姿勢は評価-菅官房長官

 韓国は「北朝鮮の五輪参加問題を最優先議題とする」(大統領府高官)方針で、「南北関係改善に関連した相互関心事項」についても協議。韓国政府は昨年7月、緊張緩和に向けた軍事当局者会談や、南北離散家族の再会行事実現のための赤十字会談の開催を呼び掛けており、これらの提案に応じるよう求めた。
 南北当局者の協議は2015年12月以来約2年ぶりで、昨年5月の文在寅政権発足後は初めて。韓国首席代表は趙明均統一相、北朝鮮団長は対韓国窓口機関である祖国平和統一委員会(祖平統)の李善権委員長で、いずれも閣僚級。
 代表取材団によると、李氏は全体会議の冒頭、「北南当局が真摯(しんし)な立場と誠実な姿勢で会談をうまく進め、大きな期待を懸けている全ての同胞に新年初の贈り物、価値の高い結果を差し上げてはどうかという考えで来た」と述べた。
 趙氏は「焦らずに根気をもって一つ一つ解決していけば良いと思う。民意に応える良い贈り物を用意できるよう努力しよう」と応じた。午前11時すぎに全体会議が終了し、同11時半から午後0時20分まで、首席代表らによる小規模会議を行った。
 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は1日の「新年の辞」の演説で、米全土を射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)の実戦配備を宣言し、トランプ政権を威嚇。一方で「北南関係を改善し、民族史に特筆すべき重大な年として輝かせなければならない」と訴え、文在寅政権との対話姿勢を強調し、平昌五輪への代表団派遣や南北対話の用意を表明した。
 ただ「南当局は外部勢力とのすべての核戦争演習をやめ、米国の核装備や侵略戦力を引き込む一切の行為をやめなければならない」とも主張している。北朝鮮側が南北会談で米韓合同演習の全面中止などを要求する可能性もある。

◇南北代表の冒頭発言要旨
▽北朝鮮の李善権団長
 振り返れば、(2000年6月の南北首脳会談での共同宣言を受けた)6・15時代の全てが貴重で、とても大事な時間だった。民意と時代の波が合わされば、天意になるという。この天意を受け、北南高官級会談が設けられた。北南当局が真摯(しんし)な立場と誠実な姿勢で今回の会談をうまく進め、会談を注視し、大きな期待を懸けている全ての同胞に新年初の贈り物、価値の高い結果を差し上げてはどうかという考えでこの席に来た。
▽韓国の趙明均首席代表
 平昌五輪、パラリンピックが平和の祭典として成功できるだろうと期待している。「始まりが半分だ」という言葉がある。長い間、南北関係が断絶した中で会談が始まったが、「第一歩が半分だ」という意思と根気で会談を導いていけば良いと考える。焦らずに根気をもって一つ一つ解決していけばよいと思う。われわれが会談で民意に応える良い贈り物を用意できるよう努力しよう。(2018/01/09-13:53)

【特集・北朝鮮の今記事一覧へ】 【アクセスランキング】






コメントを残す