映画『007』の世界? 中国警察が導入した顔認識システム搭載のサングラスとは – ホウドウキョク

Home » 中国 » 映画『007』の世界? 中国警察が導入した顔認識システム搭載のサングラスとは – ホウドウキョク
中国 コメントはまだありません



映画『007』の世界? 中国警察が導入した顔認識システム搭載のサングラスとは

中国河南省の鄭州市の警察が、新しい『顔認証システム』の運用を開始したという。

すでに街中に張り巡らされている監視カメラに加え、変装しても見抜いてしまうというこの顔認証システムやによって、中国での防犯情勢は一段と高くなっている。

中国事情に詳しいジャーナリストで拓殖大学教授の富坂聰さんに話を聞いた。
(聞き手:ニッポン放送『あさラジ!』高嶋ひでたけ)

中国で顔認証システム搭載のサングラスが導入

02283178 ab88 4e9f 993d 216e18e21d95
イメージ

高嶋:
中国で広まる顔認証ですが、最近、警察官が犯罪者の顔認証ができるサングラスを掛けて、これが犯罪者逮捕に繋がっているそうです。
大変な効果を上げているということですが、どのようなものなのでしょうか。

富坂:
河南省の鄭州という駅がありますが、そこに出入りする人間を、警官が顔認証ができるサングラスをかけて判別し、犯罪者の取り締まりを開始したということです。

A3b83dc8 141c 42b2 a051 a17c3c7aac95
VR用とは違った普通のサングラス

高嶋:
あのバーチャルリアルティの時にかけるような、先がバッと出っ張った、ああいうものではなく?

富坂:
ではなくて、普通のサングラスですね。

高嶋:
普通のサングラスに見えるサングラスで、どういう仕掛けがあるのですか?

富坂:
そこから周りにいる人の顔の情報を取って、後ろにあるコンピューターで照合してその情報を送るわけです。照合して犯罪歴等が出てきたら、捕まえるということになります。
今中国には2つの技術があります。天網という監視カメラと、この顔認証システムです。
どこかの記者が試験的にやってましたけど、この監視の中で悪いことをして逃げてみた。そしたら7分ぐらいで見つかっていました。
やはり、このシステムが今犯罪を抑制しているという話です。

高嶋:
中国では街中カメラがすごいというのはよく聞きますよね。

富坂:
それが「天網」です。

高嶋:
天網という監視カメラがあって、その上、警察官がたちどころにデータのやり取りができるサングラスを掛けて。
どのぐらいの確率で捕まえるのですか?

富坂:
この時やったのは、駅の7箇所で7人が試したら、あっという間に全員が捕まりました。

高嶋:
10割。

富坂:
そういうことですね。
しかも、これは変装しても大丈夫です。サングラスかけてマスクして帽子被っていても出てきます。

高嶋:
分かっちゃうんですか?凄いですね。

富坂:
以前、ウイグルのテロが天安門事件で起きたり、昆明の無差別とかありましたよね。でも最近聞きませんよね?

高嶋:
ええ、確かに。

Bef6f022 1842 4d13 82f1 c37a3e30872c
イメージ

中国の監視カメラが非人道的だと抗議も

富坂:
テロが起こらなくなっていると言われているのも、ほとんどこのシステムです。
面白いのは、このシステムに関して、あまりにも非人道的だっていうことで、1年半ぐらい前にシリコンバレーから連名で中国に対する抗議が出ています。
あまりにも精度が高すぎて非人道的だと。

中国は今それぐらいのレベルになっているということです。犯罪もなかなかしにくいようになっています。

高嶋:
中国では、とにかく共産党が中心の国の体制を維持するということが、第一義ですからね。
だからそれに敵対する、あるいは社会不安に繋がる犯罪とか、これはみんな一網打尽にしたいと。

富坂:
そうですね。
でもこれは中国だけの話じゃないと思った方が良いですよ。
みんなSNSで自分の写真上げてますよね。あれは本来なら、捜査で言ったらDNAを自分で提供してるのと同じことです。
あるいはアプリで無料で連絡とったりしますが、ああいうものは全部データです。
そのデータが売買されていると考えた方が良い。今さら気を付けたところでもう戻れる話ではないですが。
中国はそれを全体的に利用しているのです。

高嶋:
AIの発展っていうことでしょうね。

富坂:
グーグルの中で、顔認証の最先端の研究をやっていたアンドリュー・ングという香港出身の方を中国の最大検索サービス『百度』が引き抜いたのです。
2013年から4年ぐらいだったと思いますが、そのぐらいから顔認証は始まっています。

(2/12(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』より)
 http://www.1242.com/lf/articles/program/asa/






コメントを残す