(朝鮮日報日本語版) 「海外で犬扱いされる北の出稼ぎ労働者」 BBCが調査報道(朝鮮日報日本語版)

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 北朝鮮から海外に派遣されている出稼ぎ労働者が外貨稼ぎのために「現代版奴隷」のように働いている実態を、英国BBCテレビが紹介した。BBCは16日(現地時間)、ドキュメンタリー番組「パノラマ」で、「北朝鮮の隠された奴隷団」とのタイトルで30分にわたりロシアやポーランドなど海外で働く北朝鮮労働者の実態を紹介した。

 取材チームは2年間かけてロシア、ポーランド、中国で北朝鮮の出稼ぎ労働者の実態を取材。ロシア・ウラジオストクのマンション建設現場で働く北朝鮮の労働者は「お前は人間だと思うか? お前は犬だ。このゴミでも食らえ」などと言われていると話した。この労働者は「稼いだ金はほとんど渡さなければならない。『党の資金』『革命資金』などと呼ぶ人もいるが、これを出さなければここにいることができない」と話した。別の労働者は「今は(賃金を)全部キャプテンが持っていく」と話した。「キャプテン」とは労働者たちを管理する北朝鮮の人物だ。

 ポーランドの造船所でも約800人の北朝鮮の出稼ぎ労働者が溶接工や肉体労働者として働いている。造船所のあるシュチェチン地域の企業で働く労働監督官は「工期が近づくと北朝鮮の労働者は休みなく働く」と話した。また、別の企業の管理者は「労働者らが移動する必要がないよう、工事現場のすぐ隣に宿舎を作った」と話した。

 脱北して2016年に韓国へ亡命した太永浩(テ・ヨンホ)元駐英北朝鮮公使はBBCのインタビューで「北朝鮮に流れたカネが平和な場所に使われていれば、北朝鮮は今よりはるかに産業が近代化していたはずだ」として「この膨大なカネが金氏一族の個人的なぜいたく品や核・ミサイル開発に使われたのは明らかな事実」と指摘した。16年の国連特別報告書によると、北朝鮮の海外への出稼ぎ労働者は約10万人に上ることが分かっている。国連安全保障理事会は昨年12月、北朝鮮の出稼ぎ労働者を2年以内に北朝鮮に送還するという対北朝鮮制裁を採択した。

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